2013年7月29日月曜日

Eriospermum abyssinicum

Eriospermum abyssinicum

タンザニア産のエリオスペルマムです。タンザニア以外にも分布していますが、この株はタンザニア産だそうです。ブルキナファソやコートジボワールなど、西アフリカにも分布しているそうです(West African Plants Database)。今年3月に植え替えした時は太い根が無数に出ていたのに、春になっても全く動かず。7月に入り、突然花茎を出し開花しました。二年連続で花だけを咲かせています。最後に葉を見たのは3年前です。


現在、もう花が終わりそうなのですが、花の跡から丸みを帯びた物体が出現。


これは鞘ですね。本種はセルフで結実することがあるようですが、驚きました。


ただ、この鞘に入っている種が、果たしてちゃんと発芽するかどうか。数粒は大丈夫かなと予想しています。もし種が採れたとして、播種は春でしょうかね。このエリオは夏型(初夏型)なので、冬は休眠していますし。


こちらは7月初めの様子。今年は遮光したせいで花も伸び気味です。昨年の花は、ずっと直射日光下で栽培していたせいか、引き締まってびっしり咲いていました。


こちらは4月の様子。1年のうち、殆どがこの姿です。直径7~8㎝あります。南アの小型種と違い、図太い大味なエリオですね。うちでは、花が咲いた年は葉を出さず、葉を出した年は花が咲かないのですが、生長に適した期間が少なすぎるだけなのかもしれません。

本種と同系統のもので、Eriospermum mackeniiも栽培しています。こちらは昨年輸入しましたが、既に根が出ていて、先日、葉も確認しました。そろそろ本格的な夏が始まるので、ちゃんと大きな葉になってくれるかは微妙なところです。