2013年12月8日日曜日

Rhytidocaulon macrolobum 結実

Rhytidocaulon macrolobum

イエメンのガガイモ。花の色は個体によってばらつきがあり、日照の強さによっても変化するので面白い。現在、それぞれ花の色が違う3株のR. macrolobumを栽培しています。記事中の写真のほとんどは今年8月に撮影。


この株は小指くらいの苗から約3年育てたもの。特に枝のバランスが良い株です。株によって形がけっこう違いますので、それもある意味魅力なのかな。枝数が少ない代わりに、枝一本一本が伸び続けている株もあります(固定しないと倒れます・・・)。



開花すると体長3~4mmのハエがやってきます。今年は株が生長して花数が増えたため、ハエの数がかなり増えました。朝8時頃、花が日光を浴びると大量に出現します。私の嗅覚ではこの花の香りを確認できませんでしたが虫たちはわかっているのでしょうか。もしかすると悪臭を放つガガイモと同様、日光を浴びると香りが強くなるのかもしれない。本種の花には、赤、黄、緑、灰色等様々な色がありますが、日に当たることで中心部が黄色、周辺部が茶色っぽく変色します。変色した花には特にハエが集中します。ハエの数は朝がピークで、時間が経つにつれ、減少していきます。


それにしても、どうやってアパート上階に咲く小さな花を見つけるのでしょうか。この写真のハエは、花柄が折れた際に分泌される液体に固められ、そのまま息絶えています。

ハエが集まる様子を動画で撮影しました。ご覧ください。
セミの鳴き声がうるさいので再生時は音量に注意してください。
1080p HD、全画面表示推奨。


ハエは花の中心部を舐めています。私が以前取り出そうとして断念した花粉塊のある場所を舐めています。動画後半、右側のハエの口に、黄色い物体が確認できます。これがおそらく花粉塊です。


全画面表示に切り替えないとわかりにくいのですが、ハエは花粉塊が収納されている筒状の部分に口を突き刺しています。この部分は1輪につき5つなので、5匹以上集まると場所の取り合いになります。2,3匹しかいないときはもっとおとなしいです。
また、ハエは花弁(裂片)の先端にある「房(正式名称不明)」に興味がある模様。足で掴まってみたり、ここを目がけて着地したりします。ガガイモの花によく見られるこの部分には、虫を惹きつける機能があるのかもしれません。


これは鞘です。10月に一度結実したのに、不注意で折ってしまい相当へこんでいました…。しかし先日新たな鞘を発見。歓喜しました。おそらく、受粉したのはハエのおかげなのでしょう。R. macrolobumは、実生苗に色違いの花が出ると聞いているので楽しみです。うまく採種できたら、春には播種できます。また折らないように注意しなければ。


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