2014年6月30日月曜日

Brachystelma maritae, East Africa


Brachystelma maritae
East Africa

今日で6月も終わりです。もう今年も半分終わりですか。楽しみにしていたこの花が、ようやく開花してくれました。ただ、花ももちろん良いのですが、蕾もとてもきれいでした。一番わくわくするのは蕾の時なのかもしれない。香りは、B. buchananiiB. megasepalumと同系統。今回はあまり観察できませんでしたが、小さなハエの訪花もみられました。種小名はMarita Specksさんに由来します。Maritaさんは、Ernst Specks氏の奥さんです。


葉は幅広の卵型。表面には毛が無数に生えています。この葉は、どうもコナジラミに好まれるようで、何度か被害に遭っています。もちろん、カイガラムシやハダニもよく付きます。害虫駆除がとにかく大変。B. floribundumに近縁だそうですが、あちらは葉が細く、花が黒い。いつか入手できたら、2種を並べてみたいものです。


塊根は5~6㎝程で、完全に埋めています。鉢はパオ懸崖の3号。こういった植物は、塊根も観賞の対象なのだと思いますが、いつからか殆ど埋めるようになりました。ブラキステルマに関して言えば、埋めた方が明らかに調子が良いです。そして、塊根を露出させていると、日光に焼かれて表面が陥没してしまうことがあるのです。


上の方でさらりと、「香りは、B. buchananiiB. megasepalumと同系統」と書きましたが、という事はかなり臭い方なのです。今年は香りの強い花がよく咲きます。正直、疲れているときは遠慮したい香りです。