2014年2月24日月曜日

2014年2月 SIGMA DP2xで


SIGMA DP2xで撮影
Euphorbia Hybrid
E. venenifica x E. gymnocalycioides
Thailand

昨年タイから接ぎ木苗を輸入しました。タイで多肉が人気なことは各所で耳にしておりますが、こんなマニアックな交配種まで作ってるんですね。こいつはフランコイシー交配種のように派手な感じでもありませんし。しかも、3~4年前には既に存在していたようです。生長期には楕円形の小さな葉が生え、ちょっとサボテンのMaihueniaにも似た姿です。性質はまだよくわかりませんが接ぎ木なのでそう簡単には枯れないはず。本属では久々の新入り。春からの生長に期待します。

Rhytidocaulon splendidum
Yemen, Type locality

ご覧の通り、鞘ができています。昨年秋頃、ハエが花粉を弄っている瞬間を見ていますので、ある程度予想はしていました。鞘は3週間でもう5㎝程になりました。本種はあまり強い日照を好まないようです。風があればそれほど気にしなくてもよいのですが、メジャーなR. macrolobumと同じように扱うと傷んでしまいがち。それにしても、ブラキステルマをはじめとして、昨年からガガイモが良く結実しています。他にも期待できるものがいくつか。

Deuterocohnia brevifolia
( Abromeitiella brevifolia subsp. chlorantha )
Northwest Argentina / South Bolivia

2枚目にも写っている地性ブロメリア。発根してしまえば、多肉より乾燥に強いと感じることもあるほど。妙に存在感があって好きなんですよこれ。枯れた下葉が露出している姿もなかなか良いなあと思いました。斑入りもあるそうです。うちの株は通常タイプだと思うのですが、時期によっては曙斑のように見えることがあります。5号くらいあった親は放出しまして、これは挿し木した株です。もうしばらく小さい鉢で栽培できそうです。

Aristolochia salvadorensis
El Salvador / Guatemala

Aristolochia salvadorensisの名で入手。A. salvadorensisA. arboreaのシノニムとされておりますが、花は違うみたいなんですよ。しかしこれ、開花させるためには相当大きくしないといけないのでは・・・。本種は灌木になるそうなので、蔓がごちゃごちゃになるという事はなさそうですが、既にうちの植物で一番大きいです。多肉ほど日照を必要としないので、置き場所はなんとか確保できています。夏は北向きの玄関前、それ以外の季節は室内の明るい場所で栽培。夏の玄関前栽培時、コツチカメムシやゴミムシなどの様々な虫が用土に潜り込んでいましたが、特に調子を崩すことはありませんでした。コツチカメムシは最初見つけた時、有名な黒い害虫かと思いました。ヨトウガが来なかったのは運が良かったのかな。

Othonna cacalioides
Namibia / RSA

オトンナの中ではあまり流通しない種です。昔は現地採集株が入ってきたそうです。この株は数年前にオークションで入手。日本で実生している方がいらっしゃるので、少しずつですが入手しやすくなっています。今年は堅作りを心掛けて栽培していまして、ただでさえ生長が遅いのにさらに遅くなっています。このペースですと、向こう3年くらいは2.5号で栽培できそうです。


大雪から数日後の池の氷。周辺の木から雪がたくさん落下したためか、氷が分厚くなっていました。関東平野で、特にアパート住人の多くは、私も含め雪かきの道具を持っていないわけで、除雪が大変でした。


ちょっと早いですが、先日、梅の花を見てきました。雪によるダメージはそこそこありましたが、元気に咲いています。 http://www.flickr.com/photos/95180587@N03/sets/72157641388965284/ 三脚&マクロレンズや望遠レンズで撮影している方が多い中、DP2xで撮影してきました。


我が家では、Pachypodium makayenseが咲いています。本種にしては早すぎる気がします。まあ、例年外に出す前に咲いてしまいまして、日照不足なのか水を控えめにしているせいなのか、花芽が垂れ下がってしまいます。今年は棚の最上段に置いたためか特に早く咲いてしまいました。来年は最下段に置いてみよう。


SIGMAが「dp Quattro」を発表しました。第一印象は、「防波堤」。この発表がきっかけで、あまり活躍の機会が無かったDP2xをよく使っています。私は小さな植物を撮影する事が多いので、次にDPシリーズを買うとしたら3になると思います。でもDP2xを使っていると、2の画角もなかなか良いと思えてきます。どうしても引き気味の構図になってしまうので、狭い部屋の中で小さな植物を撮影するのには向いていないかもしれませんが、そこであれこれ考えるのが楽しいのです。



2014年2月12日水曜日

NOKTON 58mm F1.4 SLII Nで...

久々に、コシナ Voigtländer NOKTON 58mm F1.4 SLII Nで撮影。各写真にF値を記載。

Sedum hintonii
f5

セダム ヒントニー(左)、冬~春はよく増えます。毛の生えた葉に惹かれ、多肉の栽培を始めた頃からうちにいます。よく増えるため、幾度となく譲渡しましたが、カットした花芽や小さな茎を挿し木すると、いつの間にか増えています。日当たりが良いと花付きが良いのですが、花が咲いた茎の大半は枯れてしまいます。でも、地表付近の茎は少し生き残っていて、そこからまた少しずつ増えているようです。

Brachystelma chlorozonum
RSA, Mapumulo
f5.6

昨年末の記事で紹介した、結実したブラキステルマ。以前、種子が販売されていたことがあるので、結実しやすい種類なのかもしれません。最近カイガラムシが発生してしまい薬剤散布を施しました。その後調子を崩しはじめ、根の動きが止まりました。早くから隔離していたので油断していました。秋頃から鉢に潜んでいたと思われます。この2月が正念場です。すぐに新しい根が出てくれればなんとかなりますが、かなり心配。

Othonna retrorsa
f1.4

この株は国内実生株で、購入当時は枯葉ゼロの1頭でした。現在5頭になり、枯葉もそこそこ増えました。しかし、現地球のようなきれいな枯葉にならないですね。黒ずんだり縮れてしまったりします。幅広の葉が出せてないのが原因の一つなのでしょうか。でも、葉幅が広い個体とそうじゃない個体がいるようにも思います。葉が細い変種がいるという情報もあります(有名な某データベース)。

Aeonium 黒法師
f7.1

ホームセンターにて、落ちていた枝を店員さんから頂いたもの。8号くらいに植えられた大株(ラベルは「サンシモン」)から落下したものでした。

Pachyphytum oviferum
f5

一枚目の写真にも写っていた右の2号鉢は、星美人と×Graptoveria 'Amethorum'です。左の花芽を伸ばしているのも星美人。星美人は、小さい葉をから育てると、小さい実生苗とそっくりな期間が長くかわいい。アメトルムは植え替えの際に落ちた小さな葉を挿していました。それから数年経過したのがこの株で、ようやくそれらしい形になりました。これも、葉挿しに使った葉が小さかったこともあり、まだこんなサイズです。それにしても、このフラワーボックスにベンケイソウ科の多肉が並んでいる光景が新鮮で楽しい。夏の植物と色の系統が違いますし不思議な感じ。

2月8日は、うちの近辺でもかなり雪が積もりました。