2013年12月29日日曜日

Ceropegia petignatii, Madagascar

Ceropegia petignatii Madagascar マダガスカル産のCeropegia petignatiiが開花中。 このような直径5mm程の蔓が増えていきます。初めて蔓の伸長を目の当たりにした際は驚きました。この蔓が増えてくると、花芽が出てきます。 蔓だらけになると、多肉植物というカテゴリに入れていいのかどうか疑問に思えてきます。多肉業界でケロペギアがあまり普及しないのはこういった性質が原因かもしれないなとちょっと思いました。 緑花の他に白花の個体もいるそうです。花冠の先端には、ガガイモではお馴染みの房が生えています。これで虫をおびき寄せるのでしょうか。 内側には毛が生えています。一度花の中に入った虫は、花が萎れて柔らかくなるまでこの毛に阻まれ、花の外に出ることが難しくなるのだそうです。 ガガイモらしい副花冠。 栽培についてメモ。気温が高いことが苦手なわけではないようですが、直射日光で表皮が高温になるとすぐ傷んだので、通年遮光が必要だと思います。連日35℃になるような真夏によく成長したこともありますが、置き場は南東向きで遮光率高めの場所でした。秋が成長に適していると思いますが、まだ気温が高い日もあるので、引き続きしっかり遮光した方が良いです。晩秋~冬は室内窓際で、夜間に冷え過ぎないようにすると成長を続けました。栽培スペースの気温次第だと思いますが、うちでは真冬に成長が止まることが多いです。正直、本種の成長期がいつなのかいまいちわかっていません。 根が腐ってもカットして挿し木すれば再生可能です。この記事に載せた写真の株も挿し木で増やしたものです。購入時の茎は今年の夏に全て腐ってしまい残っていません。挿し木する際は切り口を地中に埋めず、単に土の上に乗せておくか、切り口以外の部分を土に埋めると腐り難くなります。挿し木する部分は、蔓ではなく太い茎が良いような気がします。 Albers,...

2013年12月8日日曜日

Rhytidocaulon macrolobum 結実

Rhytidocaulon macrolobum イエメンのガガイモ。花の色は個体によってばらつきがあり、日照の強さによっても変化するので面白い。現在、それぞれ花の色が違う3株のR....

2013年11月7日木曜日

黒花のブラキステルマ

黒花のBrachystelma sp.をいくつか栽培しています。うちには3タイプあります。 1. Brachystelma sp. Malawi Nr. 21322 これは直径5mm程の花を咲かせるsp.で、マラウイ原産です。通常、花弁がカールするので、広げると7mm位にはなるかもしれません。花弁の先端には僅かに房が確認できます。明るいところで見るとえんじ色に見えます。葉は短く丸く、円形に近いです。Nr....

2013年10月14日月曜日

Brachystelma pulchellum; RSA, Hillcrest

Brachystelma pulchellum RSA, Hillcrest 花の直径は1㎝程。 小さいし、あまり奇抜なデザインではないのですが、中心部はなかなかかっこいいです。 ルーペで見ないとよくわからないですが…。 柔らかい茎です。ブラキステルマにはこういう性質のものが多く、蔓性の種はいません。ここがセロペギアとは明確に違うところ(と思ってたのですが、近年蔓性のブラキステルマらしき植物が見つかっているらしい)。 こういう種は吊り鉢が似合うでしょうね。やってみたいのですが、外に吊るすと風が心配だし、室内管理時の冬は本調子じゃないだろうし、なかなか機会が無い。温室でもあれば、匍匐性のブラキステルマを吊るして並べてみたいです。ガガイモは害虫の蔓延が心配なので、宙吊りで鉢を隔離・孤立させるのは非常にメリットがあると思うのです。もちろん、吊り鉢の植物に害虫がいると害虫投下兵器になってしまうので注意が必要ですけども。そういえば少し前に害虫観察のページを作成しました。興味がある方はどうぞ。 以下余談。 SIGMA...

2013年10月12日土曜日

秋のガガイモ

秋のガガイモ特集・・・と言いたいところですが、真冬以外はいつでも何かしら咲います。まあでも、開花数が最も多いのは秋でしょうか。明日から夜間冷え込む日が続くようなので、徐々に開花数も減っていくでしょう。 Pseudolithos...