2017年3月12日日曜日

春先の根

植え替えを進めています。毎年なかなか取り掛かることが出来ないのですが、一旦始めてしまえば早いです。今週はガガイモ亜科を中心に植え替えました。これらは今の時期に地中を見るのがちょっと怖いです。根が完全に無くなっていたり芋や茎がひどく萎んでいると不安になります。


Rhytidocaulon macrolobum 
(Rhytidocaulon ciliatum Tom McCoy YEM87, Nr. 15033)

挿し木した株。根が水を吸うようになってから1年ほど経過。根が増えていました。


切り口付近が黒くなっていますが腐りはとまっています。



Brachystelma tuberosum Transkei, RSA
春先の時点で新鮮な根がある理想的な状態です。
休眠期間を短くするとこういう状態にもっていきやすいです(種類によりますが)。



Brachystelma buchananii
芋の下側です。少し根が出てきていますが、勢いが無いのでちゃんと伸びるのかわからないです。水分量を間違うと腐ると思います。本種の場合、芋が膨らんでからも安心できないです。


Brachystelma filifolium, Nelspruit, RSA
4号の根鉢ができています。このまま5号へ鉢増し。
ブラキステルマとしては高齢な株だと思うので、どうにかして繁殖させておきたい。


Brachystelma pygmaeum
Pilgrimsrest, RSA

既に開花しているものもあります。窓際栽培で2月下旬から蕾をつけています。



以上。これら以外のガガイモ亜科植物も概ね冬越しできておりますが、やはりいくつか不安な株はあります。ブラキステルマは長期維持が難しそうなので、実生苗作りにも力を入れていきたい。