Brachystelma tuberosum
Transkei, RSA
ブログに載せたのは久々ですが6~7年栽培している株です。ブラキステルマの長期栽培はけっこう難しいと思うようになりました。気温が高い時期は、健康な根と十分な水があれば、元気に成長します。ですが、休眠期と成長期が切り替わる際に何かトラブルが起きやすいのです。例えば水不足で萎んだまま休眠させると、春になるまでに枯れてしまうことがあります。春に無事に目覚めても、新しい根の伸び具合と水のバランスを見誤ると根が腐ることがあります。ブラキステルマは、根が一箇所でも腐るとすぐに芋も腐りはじめます。非常に貧弱な側面もあるのです。こういうところはスタペリアなどの多肉系ガガイモとも似ています。毎年安定して同じ管理ができるといいのですが、生活スタイルが変わることもあるだろうし、年によって気候が微妙に違いますし、なかなか難しいですね。
花はブラキステルマの中では中型です。
本種は蕾もとても魅力的です。写真では表現しきれてないのですが…。
おそらく一番長く栽培しているブラキステルマのひとつですが、今まで枯れなかったのは運がよかったなあと思います。同時期に購入したブラキステルマの中には枯らしてしまったものもあります。ドイツのEXOTICAが閉園してしまうため、今後しばらくは手に入りにくくなる種だと思います。できるだけ長生きさせる栽培を心がけようと思っています。