2013年7月30日火曜日

2013年5月~7月


記録も兼ねて、目に留まった写真(5月~7月)を載せます。もうすぐ7月も終わりですね。最近は、基本的には涼しくて過ごしやすい日々が続いています。関東に住み始めてから、日中32、33℃くらいでは涼しいと思うようになりました。そういう日って、夜は25℃くらいまで下がりますし。日中36、37℃あると、危機感を感じます。

王妃雷神黄中斑

1週間くらい前の写真。やはりアガベだけあって、基本的には日照は強い方が良いみたいです。そして、あまり水を切り過ぎないようにするのがよいと思います。

バリアンサスモドキ(以前の記事)

5月から連続で開花中。こいつのせいでいつもハエがうろうろ。かなり丈夫。

Gymnocalycium stellatum 新鳳頭

強光を嫌う(すぐ日焼けする)ので遮光下で栽培。慣らせばいけるんでしょうか。戸外で、短時間で日焼けした経験があります。日が弱いせいか、花はこれくらいしか開きません。隣はMonadenium reflexum。


植物とは関係ない写真。寝ようとしていたらきれいな月が見えたので三脚使って撮ってみました。この写真以外、ピントが合わずゴミになりました。もっとたくさん撮りたかったのですが、この後すぐに月が隠れてしまいました。確か、天気が荒れていた日ですね。

Elephantorrhiza elephantina

エレファントリザの中では小型。うちのエレファントリザの中では一番高齢なのに、一番小さいです。これは5月の写真で、現在はもっと葉が茂っています。

Gymnocalycium vatteri 狂刺

昨年はひん曲がった花が咲きましたが、今年はごく普通。そろそろ刺を出してほしいです。日焼けしないすれすれの日照で栽培すれば、ベランダでもそこそこ良い刺が出るはず。

Brachystelma sp. aff. lancasteri

昨年は茎をカットして休眠させました。放っておくと冬でも伸びたままになるのですが、害虫を駆除するために芋だけにして薬剤散布。しかし、今年もカイガラムシが発生。


これも植物とは無関係。梅雨が明けて、高温が続き夕立が多かった時期の写真。今年の梅雨明け後はこんな空を何度も見ました。

Aloe dhufarensis

いまいち葉数が増えません。1日曇ると途端に緑っぽくなります。晴れが続くと白っぽいピンク色になります。頭から水をかけると肌が汚れるので、雨にも当てないようにしています。ロゼットの中心部に水がたまりやすいのです。

8月はどれくらい暑くなるかな。


2013年7月29日月曜日

Eriospermum abyssinicum

Eriospermum abyssinicum

タンザニア産のエリオスペルマムです。タンザニア以外にも分布していますが、この株はタンザニア産だそうです。ブルキナファソやコートジボワールなど、西アフリカにも分布しているそうです(West African Plants Database)。今年3月に植え替えした時は太い根が無数に出ていたのに、春になっても全く動かず。7月に入り、突然花茎を出し開花しました。二年連続で花だけを咲かせています。最後に葉を見たのは3年前です。


現在、もう花が終わりそうなのですが、花の跡から丸みを帯びた物体が出現。


これは鞘ですね。本種はセルフで結実することがあるようですが、驚きました。


ただ、この鞘に入っている種が、果たしてちゃんと発芽するかどうか。数粒は大丈夫かなと予想しています。もし種が採れたとして、播種は春でしょうかね。このエリオは夏型(初夏型)なので、冬は休眠していますし。


こちらは7月初めの様子。今年は遮光したせいで花も伸び気味です。昨年の花は、ずっと直射日光下で栽培していたせいか、引き締まってびっしり咲いていました。


こちらは4月の様子。1年のうち、殆どがこの姿です。直径7~8㎝あります。南アの小型種と違い、図太い大味なエリオですね。うちでは、花が咲いた年は葉を出さず、葉を出した年は花が咲かないのですが、生長に適した期間が少なすぎるだけなのかもしれません。

本種と同系統のもので、Eriospermum mackeniiも栽培しています。こちらは昨年輸入しましたが、既に根が出ていて、先日、葉も確認しました。そろそろ本格的な夏が始まるので、ちゃんと大きな葉になってくれるかは微妙なところです。


2013年7月24日水曜日

Tillandsia ionantha 'Gigante'




Tillandsia ionantha `Gigante'

写真フォルダを見返していたら開花時の写真が目に留まりました(撮影したのは今年の5月上旬)。この後4、5輪咲きました。チランジア、実は私もほんのちょっとだけ、栽培しています。このギガンテというタイプは、1株の高さが20㎝に達することもあるそうですが、本来のばかでかい姿を見る前に開花してしまいました。ネットで調べた限りでは、すぐに咲いてしまうことが多いようです。花を咲かせないコツなどあるのでしょうか。日照を抑えて、弱っても困ります。
それにしても開花時は鮮やかな色をしていますねえ。花はその名の通り、ion(violet)。



2013年7月22日月曜日

2013年7月 サボテン開花

先週は灼熱地獄だったのに、今週は涼しい日が続いています。先日、日中外に出た時は、秋を感じるレベルでした。夜間気温も20℃近くまで下がっています。私は夏にエアコンを使わないので、非常に助かります。本当はエアコン使いたいのですが、ベランダに植物がたくさんあるので室外機を動かせないんですよ。その代り、扇風機は最大限活用しています。

Gymnocalycium mostii ssp. ferocior

通称フェロシオール。より刺の太いタイプや、短刺タイプなど様々ですが、このフェロシオールはごく普通のものです。花が咲いたのは初めて。これもネジラミがいましてね…。駆除に苦労しました。あまりにも被害が酷かったので、数年前に太い根をカットしたのです。ギムノは太い根を切らない方が良いとは聞いていましたが、予想通り、根の再生に時間がかかりました。動かないし刺は痩せるし形は崩れるし散々でした。完全に拗れていました。


ようやく刺を出して花が咲くくらい元気になったのでひと安心。根がしっかりしてきて、強光にも慣れ、刺もしっかりしたものが出ています。おまけに花も咲きましたので、しばらくは大丈夫でしょう。


花弁に浮かび上がる緑色が綺麗です。


黒刺鳳頭

大好きな黒刺鳳頭。昨年は、刺がほとんど出ず心配していました。今年は、6月の初め頃に膨らんできて、7月に入ってから急に刺が出てきました。


これは7月7日の写真です。勢いよく新しい刺が出てきているのがわかると思います。黒刺鳳頭にもいくつかタイプがあるそうです。


小振りな花。


花弁がぎざぎざになっています。株の状態によるものでしょうか。


ネジラミ等害虫の蔓延を防ぐため、鉢一つ一つを小さいトレイに入れて管理することが多くなりました。数が多いので、食料品のトレイも活用しています。おすすめは正方形の豆腐トレイ。右のフェロシオールに使っている白いトレイは、豆腐のトレイです。虫が出たりしたときに躊躇なく捨てられるので重宝しています。植え替えの際も、お惣菜のトレイを使うようになりました。


 銀冠玉

ロフォフォラの銀冠玉です。今朝開花していました。今年の春は、時間をかけて念入りにネジラミ駆除をしたので、色も良くないしまだ膨らんでいません。新しい根もまだ出てないような気がします。


撮影時に明るい場所に持ってきていますが、普段はあまり日が当たらない場所で管理しています。水を吸うようになったら、もうちょっと日照時間を増やしていきます。初めて鉢をサイズアップしたことですし、今夏も元気に膨らんで欲しい。ロフォフォラも実生してみようかなと思っています。生長が遅いようなので…。



今年の春に蒔いたサボテン。ギムノは概ね生き残っています。しかしコピアポアがどんどん腐っています。コピアポアは、まだまだ予備の種がありますので、涼しい時期にもう一度蒔こうと思います。


2013年7月7日日曜日

2013 梅雨明け ガガイモ近況

昨日から物凄く暑くなりました。梅雨明けしたようです。今年の梅雨(関東)は涼しかったし晴れの日も多かったです。屋根のない場所に植物を置いているので、長雨の際は部屋に取り込むのですが、今年は殆ど外に出しっ放しでした。

Rhytidocaulon macrolobum

R. ciliatum RH265 として入手しましたが、花を見る限りではR. macrolobumと思われます。RH265は、裂片の縁に房が連なるR. ciliatumのはず。私がR. ciliatumとして入手したものは、今のところ全てmacrolobumの気がします。本種は花のバリエーションが豊富なので、もし意図せずに入手してしまっても、毎回同じものを引くことは稀。


枝分かれしてきて、怪しさが増しています。枯れ木みたいですけど、これが正常な姿。遠目に見ると、サボテンの黒竜(Pterocactus tuberosus)の枝にも雰囲気が似ていますね。


旧ブログにアップした、えんじ色の花とは違うタイプ。模様や形状はほぼ同じなので、良く見ないと違いは分かりません。

Pseudolithos Hybrid

プセウドリトスのハイブリッドです。これもラベルに間違い疑惑のある株。この個体は、P. migiurtinus X P. cubiformisとして販売されていました。でも、おそらくP. migiurtinusとP. dodsonianusの交配種ではないでしょうか。


P. dodsonianusの性質を受け継いでいるせいか、よく仔吹きしますね。P. migiurtinusはそう簡単に仔吹きしないはず。生長もP. migiurtinusより速いです。4月頃の姿を思い出すと、はっきりと生長したのがわかります。花付きも良いです。


色はパッとしないけど・・・いや、よく見るとなかなか綺麗な花です。


Huernia oculata

ガガイモでおすすめは?と聞かれたら、まずこいつとH. zebrinaをすすめます。連続開花中。茎はH. zebrina ssp. magnifloraと似たようなサイズです。茎一本一本の寿命が長いところ、生長が遅いところも似ています。


う~ん、やっぱりこの花はすばらしい。長らく孤高の存在だと思っていましたが、昨年、Huernia namibensisという名で流通した個体は本種とそっくりでした。


直射日光が長時間当たるような場所でなければ、真夏も生長しますし、扱い易いフェルニアです。右下に写っているH. urceolataはいまいち調子が良くありません。H. oculataに近縁な種だと思うのですが.....。
余談ですが、2週間ほど前、Huernia urceolataの根元に小さなダニのような虫を発見しました。どうも「害虫」に見えなかったのですが、一応土をかき分けてみたところ、地中部分が腐っていました(運よく、腐敗部分と地上部分は分離していました)。以前、某ブログでガガイモの腐敗写真と共にこの虫が紹介されていたことを思い出し、正体が気になったのでちょっと調べてみました。チランジアの輸入株に付着して日本に移入した、バハママルコバネダニ (Mochloribatula bahamensis)ではないかと思います。詳しくは→ Bull. Kanagawa Prefect. Mus. (Nat.Sci.), No.32, Mar.2003 。このダニは、植物体の枯死・腐敗部分を食べているそうです。