2013年7月7日日曜日

2013 梅雨明け ガガイモ近況

昨日から物凄く暑くなりました。梅雨明けしたようです。今年の梅雨(関東)は涼しかったし晴れの日も多かったです。屋根のない場所に植物を置いているので、長雨の際は部屋に取り込むのですが、今年は殆ど外に出しっ放しでした。

Rhytidocaulon macrolobum

R. ciliatum RH265 として入手しましたが、花を見る限りではR. macrolobumと思われます。RH265は、裂片の縁に房が連なるR. ciliatumのはず。私がR. ciliatumとして入手したものは、今のところ全てmacrolobumの気がします。本種は花のバリエーションが豊富なので、もし意図せずに入手してしまっても、毎回同じものを引くことは稀。


枝分かれしてきて、怪しさが増しています。枯れ木みたいですけど、これが正常な姿。遠目に見ると、サボテンの黒竜(Pterocactus tuberosus)の枝にも雰囲気が似ていますね。


旧ブログにアップした、えんじ色の花とは違うタイプ。模様や形状はほぼ同じなので、良く見ないと違いは分かりません。

Pseudolithos Hybrid

プセウドリトスのハイブリッドです。これもラベルに間違い疑惑のある株。この個体は、P. migiurtinus X P. cubiformisとして販売されていました。でも、おそらくP. migiurtinusとP. dodsonianusの交配種ではないでしょうか。


P. dodsonianusの性質を受け継いでいるせいか、よく仔吹きしますね。P. migiurtinusはそう簡単に仔吹きしないはず。生長もP. migiurtinusより速いです。4月頃の姿を思い出すと、はっきりと生長したのがわかります。花付きも良いです。


色はパッとしないけど・・・いや、よく見るとなかなか綺麗な花です。


Huernia oculata

ガガイモでおすすめは?と聞かれたら、まずこいつとH. zebrinaをすすめます。連続開花中。茎はH. zebrina ssp. magnifloraと似たようなサイズです。茎一本一本の寿命が長いところ、生長が遅いところも似ています。


う~ん、やっぱりこの花はすばらしい。長らく孤高の存在だと思っていましたが、昨年、Huernia namibensisという名で流通した個体は本種とそっくりでした。


直射日光が長時間当たるような場所でなければ、真夏も生長しますし、扱い易いフェルニアです。右下に写っているH. urceolataはいまいち調子が良くありません。H. oculataに近縁な種だと思うのですが.....。
余談ですが、2週間ほど前、Huernia urceolataの根元に小さなダニのような虫を発見しました。どうも「害虫」に見えなかったのですが、一応土をかき分けてみたところ、地中部分が腐っていました(運よく、腐敗部分と地上部分は分離していました)。以前、某ブログでガガイモの腐敗写真と共にこの虫が紹介されていたことを思い出し、正体が気になったのでちょっと調べてみました。チランジアの輸入株に付着して日本に移入した、バハママルコバネダニ (Mochloribatula bahamensis)ではないかと思います。詳しくは→ Bull. Kanagawa Prefect. Mus. (Nat.Sci.), No.32, Mar.2003 。このダニは、植物体の枯死・腐敗部分を食べているそうです。