2013年8月18日日曜日

2013年8月中旬

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一応、「余裕のある配置」を心掛けているので、以前より置き場は空いています(一応ね…)。しかし、その状態を維持するのはなかなか難しいわけでして。先日、またドイツの某店に苗を注文してしまいました。今回の注文分が到着したら、もうしばらく増やせません(本当に)。というわけで、配置の見直しやスペア鉢の統合など、置き場確保のための作業を進めています。いくつかのスペアを1鉢にまとめてみたら、けっこうな空きが出てきました。休みの日、植物を観察しながら植え替えしたり掃除したりを繰り返していると、あっという間に日が暮れます。

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メキシコ産ガガイモ、Matelea cyclophyllaは、今年も葉の隙間から怪しい花を覗かせています。ガガイモのくせに害虫があまり寄り付かないのが不思議です(でも、全くつかないわけではありません)。日照強めで乾かし過ぎないように栽培すると、良く育ちます。
メキシコには、塊根を形成するMateleaが数種類いるようです。でも写真が出回りませんね。興味津々です。

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Echidnopsis malum, エチオピア産。ちょっと癖があります。強い光は好まないようで、強めに遮光した方が良いと感じます。昨年は日焼けで随分減少しました。今年は遮光下で順調に育っています。これは痛むとすぐに減ってしまうため、スペアの株も育てています。匍匐性なので本体のサイズの割に場所を取ります。調子が良いと増殖は速いです。

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ベランダでよく見ている景色。フェルニアがいくつか咲いています。日の入り方が変わってきたので、若干、鉢の配置を変えました。配置を工夫すれば、遮光ネットが無くてもなんとかなります。その方がよく作れることも。まあこの辺は、各々の栽培植物や環境(日照条件・風通しほか)によるところ。サボテンの刺に厚めの不織布を引っかけて、周囲にブラキステルマを置いたりもしています。これがなかなかいい具合。遮光ネットを張っている場所もありますけどね。
左下に写っているのはEdithcolea grandis実生苗。2011年4月蒔き。随分大きくなりました。強い光を長時間当てると動かなくなってしまうことがあります。かといって日陰等では腐りやすい。若干気難しい印象。

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マダガスカルの枝物セロぺギア(Ceropegia bosseri)。根が傷んだり腐りやすいのですが、挿し木は容易。切り口を地中に埋めず、土の上に枝を寝かせておけば、土との接触部からよく発根します。この方法だと、切り口の乾燥を待つ必要がありません。表土には、不安定な枝を固定するために砂利を使用。ちょっとした手入れ・観察が重要な植物だと感じます。スペースがあれば、大きめの浅鉢で這わせてしまうのがよさそうですね。やってみたいけど場所が無いです…。写真中央、破片のような小さなカット苗でも、発根して芽を出しています。

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マメ科Elephantorrhiza elephantinaも生長真っ只中。私の栽培するエレファントリザの中では最も小型。コンパクトな株で気に入っています。この苗は頂き物。以前、豆粒ほどの実生苗を送っていただいたのですが、今思えば、あのサイズでうまい事根付いたなあと思います。エレファントリザは移植を嫌いますので(E. burkeiの植え替えで痛感)、気温の高い時期に根鉢を崩さないよう鉢増しするのが良いと思いました。そして移植時のストレスを考えると、散らばりやすい多肉用土は向かないかもしれません。

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バッテリーの花。断続的に開花しています。こういう花が1輪でも咲いていると、瞬く間にベランダが華やぎます。最近、ギムノが元気です。ぺちゃんこになっていたラゴネシー、日焼けで真っ黄色になった快竜丸も復活してきました。


まだまだ暑い。真夏は過酷です。でも植物を栽培するようになってからけっこう夏が好きになりました。