2014年5月29日木曜日

キラキラとザラザラ

☆今日、既に夏バテ気味になりました(人間)

Haworthia davidii
Payne's Hill

スマートな葉型と贅沢な窓が特徴のダヴィディ。ハオルチア界隈は、ガガイモなどと比べマニアの方がものすごく多くて、取引きも盛んで活気があるなあと思います。


Haworthia globosiflora
JDV88/40
W of Sutherland (Boe visrivier), 120km from TL

「グロボシフローラ」は妙に耳に残る響きです。この種小名は、丸みを帯びた花の形状を表しているようですね。様々なタイプがある美種ですが、気難しいせいかあまり普及していません。それでも近年は組織培養で増やされて、入手し易くなっています。JDV88/40は、うちにあるもう1本と比べると大人しい顔ですが、窓と突起のバランスが絶妙で美しいです。しかし、急に動きが止まったりして、やはりやや難物気味の印象を持っています。組織培養苗でしょうから、その辺りも関係しているのかもしれません。長期栽培が難しそうな印象。

Haworthia calaensis
IB12513
8km SW of Cala

ちょっと前の写真なのですが、外で放置していたせいか、縮んでこんな有様になっていました。本種は、窓の光り方がとても派手で、緑色の時期はガラス細工のようになります。うちでは放っておくと形が崩れやすく、2株に分けて違う環境で栽培しているのですが、未だに適切な置き場が見つかりません。日陰に置いておくとすぐに伸びるので日照は十分にあった方が良いように思うのですが。

Haworthia spec.nov. (Haworthia albans n.n.)
RIB0076
St. Alban's

極めて強健で美しい優等生ハオルチア。冬の間、直射日光下に置いていましたが元気でした。かなり丈夫な種だと思います。春になってから、こいつの潜在能力を引き出すため遮光下へ移動。一週間もたつと膨らみ、徐々に透明感が増してきました。

Haworthia pumila
Dublin

疣が白くならないというプミラ。写真で見るとスカブラにしか見えません。でも実物をよく見ると雰囲気がスカブラと違うんですよ。あまり聞かない産地名のプミラですが、国内でもこんな感じの無地のプミラを見たことがあるので、その系統なのかもしれません。この類の硬葉は、個人的にスカブラやニグラより作り難いと感じますが、ネットで検索するときれいな株ばかり目に入ります…。

Haworthia nigra
ニグラD 特丸葉超ダルマ

たまに記事に出していた極小ニグラ(※2.5号鉢)。関西の業者さんから購入した株です。採集地データなどはありませんが、なかなかいい顔だと思っています。数年前に2つ仔吹きして、それ以降はしばらく仔が出ませんでしたが、写真を撮っていたら地表付近に芽を発見しました。ニグラは良く増えますけど、このサイズだと邪魔にならないです。小さいせいか、植え替えをさぼり気味。

Haworthia scabra 
( Haworthia tuberculata v. subexpansa )
Y氏

きめ細かい疣が渋い大柄なスカブラ。あまり黒っぽくならないタイプかな。


2014年5月18日日曜日

Brachystelma bruceae, RSA, Mpumalanga

Brachystelma bruceae
RSA, Mpumalanga



鉢はおなじみの2.5号ミニラン鉢。小さいです。



塊根は直径4㎝程。


気温が上がってきたので、直射日光下は厳しくなってきました。今日、置き場を移動しました。


ブチハイエナみたいな花です。

2014年5月11日日曜日

2014年5月上旬

ここ数日、凄まじい風が吹いて焦りました。数年前から風の強い日が増えたように思います。
少し暑かったですが、今日は風が穏やかでいい天気でした。
Euphorbia atroviridis
RSA, Seekoegat

4月のE社更新時に出たものです。今回私は注文しなかったのですが、いろいろあって手元に来ました。本種はこの間の更新分で一番欲しかったのでよかったよかった。ユーフォのタコ物はいろいろなタイプがありますが、このE. atroviridisは比較的コンパクトな形状を維持できるみたいです。私は、枝が短いタコ物が好きでして・・・というか枝が長くなるタイプは置き場の関係上気軽には買えないのです。しっかりと詰まった株にします。

Gymnocalycium mostii subsp. ferocior

春先に植え替え・鉢増ししまして、最近新しい刺も出てきました。こいつに関しては、今の置き場での管理はわかっているので、不安はあまり無いです。欲を言えばもっと刺で覆われた株にしたいところ。

Gymnocalycium stellatum
新鳳頭

うちで一番の古株ギムノ、新鳳頭。一昨年に本格的なネジラミ駆除を行ってからは元気です。3年振りの植え替えをしました。

Cotyledon tomentosa
熊童子

葉挿し繁殖苗。初めて鉢増ししまして、3号角鉢に昇格。葉挿しした時期を覚えていないのですが、何年も前だったのは確か。小さい鉢に押し込めていたせいもあり、生長が非常に遅く、まだこんなサイズ。でもしっかり育っています。今日はとても乾燥していたので、夕方に霧吹きで葉の汚れを落としました。ちょっと凛々しくなったかな。


Brachystelma sp. Malawi
Nr. 21322

もう見慣れてしまっているけど、開花すると嬉しいものです。ブラキステルマは、虫さえ付かなければとても栽培しやすい植物です。ナンバーはE社の整理番号(他のマラウイ産sp.と区別するために記しています)。

Raphionacme hirsuta

昨年種子を頂きました。大型のラフィオナクメです。まあ栽培下ではそんなに大きくならないでしょうけどね。4月23日の播種後、数日で発芽して、日に日に大きくなっています。ガガイモは、4~5月に発芽してくれると栽培が楽です。冬までに大きく育てられるのが理想かな…。

2014年5月3日土曜日

Brachystelma meyerianum, RSA, Stutterheim

ブラキステルマが次々に蕾を付け、開花しています。いい季節です。

Brachystelma meyerianum
RSA, Stutterheim

ブラキステルマ メイエリアヌムが久々に開花しました。本属の中ではそこそこ大きい中型の花で、形はB. tuberosumによく似ています。落ち着いた淡い色と、花冠の縁に無数に生える白い毛が美しく、ガガイモの中では優しい雰囲気の花だと感じます。柱状の種にもこんな色合いの星形花がありますが、このB. meyerianumの花は、より繊細と言いますか、儚げなのです。例年、3月頃に室内で開花していましたが、今年は外気温が上がるまで寝かせておき、戸外栽培に切り替えてからの萌芽、開花となりました。やはり外で栽培した方がきれいに作ることができます。前回よりも花数が増し、満足です。種小名はErnst Meyerから。


枝が短い時は、写真のように立ち上がった状態が維持できます(この時に開花してくれると写真が撮りやすい)。枝が長くなると自重により自然と垂れてきます。今の時期は、朝~夕直射日光下で栽培しています。晴天で28℃くらいになると、少し葉が萎れますが、まだ大丈夫。


後ろから。茶色の萼がきれい。


花は微かに海老のような香りがします。それほど強い香りではありません。



ここ数日はとてもよい天気でした。