2013年5月19日日曜日

バリアンサスモドキ


Ballyanthus prognathusとして入手した2株のうちの一つです。生長するに従いOrbea variegataやOrbea verrucosaと良く似た茎になり、おかしいなと思っていました。花が咲いてみて、やはりBallyanthus prognathusではないことがわかりました。多肉ガガイモは、同種でも茎の太さや突起の欠け方、色などが全く違ったりしますので、茎で種類を判別するのは困難です。



開花直後はオーソドックスな五芒星の花ですが、だんだん裂片の先端がカールし始めます。


こんなキノコのような形になります。確かにBallyanthus prognathusの花に似ています。




原種だとすれば、花のバリエーションが豊富なOrbea macloughliniiが候補に挙がります。しかしこのタイプは見たことが無いのでなんとも言えません。交雑種かもしれません。


関東平野、最近ようやく春らしい気候が落ち着いてきました。今年の春は、夜間~朝方に異様に冷える日がありました。もう梅雨が近付いています。





2013年6月6日 写真追加



2013年5月7日火曜日

Brachystelma bracteolatum sp. nov. Nigeria

Brachystelma bracteolatum sp. nov. 
Nigeria

ブラキステルマといえば、南アフリカ共和国東部~東アフリカ地域が分布域というイメージがありますが、本種は西アフリカ地域のナイジェリアに分布。性質は他のブラキステルマと殆ど同じだと感じます。花弁全体がまだら模様のタイプと、花弁先端が黒単色のタイプ、2つが流通していますね花の香りは強烈です。それぞれの花弁(裂片)の長さは1.5㎝程と小さいです。




bracteolateとは「小苞葉」のことだそうです。花柄の付け根に見える突起のことでしょうか。まだら模様の蕾は、B. tuberosumのそれと良く似ています。



 
朝は冷え込む日もありますが、関東は大分暖かくなってきました。